なぜカメラワークで差がつくのか
動画生成モデルは、被写体の説明よりカメラの指示の方が安定して再現します。動きを指定しないと、モデルが勝手にズームや揺れを混ぜて「何を見せたいのか分からない」カットになりがちです。1カット1動作を決めるのが基本です。
12種の使い分け
| カメラワーク | 動き | 向いている被写体 | 英語の言い回し |
|---|---|---|---|
| クラッシュズーム | 被写体へ一気にズームイン | 冒頭のつかみ、商品の登場 | sudden dramatic crash zoom in toward the subject |
| ドリーイン | ゆっくり近づくシネマ風 | 商品の質感、人物の表情 | slow cinematic dolly in toward the subject |
| スーパードリーアウト | 引いて全景を見せる | 店舗、部屋、風景の全体 | super dolly out, camera pulling far back to reveal the whole scene |
| FPVドローン | 高速で飛び抜ける | 建物、街、スポーツ | FPV drone shot flying fast through the scene with dynamic banking turns |
| バレットタイム | 時間停止で周回 | ジャンプ、水しぶき、決めポーズ | bullet time effect, time frozen while the camera orbits around the subject |
| オービット | 被写体の周りを一周 | 商品の360度、料理 | smooth 360 degree orbit around the subject |
| クレーンアップ | 上昇して見下ろす | イベント、風景、エンディング | crane shot rising upward, ending in a high angle view looking down |
| 手持ちUGC風 | スマホ撮影の自然な揺れ | レビュー、使用感、日常 | handheld smartphone footage with natural shake, candid UGC style |
| ホイップパン | 素早い横振りで切り替え | ビフォーアフター、場面転換 | fast whip pan revealing the subject |
| ローアングル | 見上げる迫力の構図 | スニーカー、車、人物の登場 | dramatic low angle tracking shot looking up at the subject |
| マクロ接写 | 質感にぐっと寄る | コスメ、食べ物、素材感 | extreme macro close-up slowly revealing fine textures |
| 固定カメラ | 三脚固定・動きなし | 解説、比較、被写体が動く場面 | locked-off tripod shot, no camera movement |
被写体別のおすすめ
| 被写体 | 第1候補 | 第2候補 | 避けたい |
|---|---|---|---|
| コスメ・小物 | マクロ接写 | ドリーイン | FPVドローン(小さい被写体が消える) |
| 人物のレビュー | 手持ちUGC風 | 固定カメラ | バレットタイム(不自然) |
| 食べ物 | オービット | マクロ接写 | スーパードリーアウト(料理が小さくなる) |
| 店舗・空間 | スーパードリーアウト | クレーンアップ | マクロ接写 |
| スニーカー・ガジェット | ローアングル | オービット | 手持ちUGC風(質感が落ちる) |
秒数との関係
5秒なら1動作、8〜10秒でも1動作が基本です。15秒以上で2つの動きを入れたいときは「前半はドリーイン、後半は固定」のように順番と切り替えのタイミングを書きます。オービットは一周に8秒以上あると自然で、5秒だと半周にとどめる方がきれいです。
よくある失敗
- 複数の動きを混ぜる(「ズームしながら回り込んで上昇」)。どれも中途半端になる
- 被写体が小さいのに引きの動き(スーパードリーアウト・FPV)を選ぶ
- 手持ちUGC風で商品のディテールを見せようとする。揺れで質感が飛ぶ
- 動きの速さを書かない。「ゆっくり」「一気に」を1語添えるだけで安定する
プロンプトの書き方
キリトリではプリセットを選ぶと、上の英語の言い回しがプロンプトに自動で添えられます。他のツールで使う場合は、日本語の本文の最後に英語の言い回しを1文足すのが確実です。例: 「白い洗面台の上のリップ、朝の自然光。」+「slow cinematic dolly in toward the subject」。本文の書き方は日本語プロンプトの書き方を参照してください。